104 ラザホージウム《Rf》
第1の超重元素。由来は科学者アーネスト・ラザフォード氏。カリホルニウムに炭素を
ぶつけて生成された。半減期は1.3時間。もはやここまでくるとウランやプルトニウムが
可愛く見えてくるだろう。化学的性質はジルコニウムやハフニウムに類似しているらしい。
ちなみに比重は推定値ではあるが、23ある。この時点でオスミウム(22.6)を超えている。
【擬人化あり】




105 ドブニウム 《Db》
第2の超重元素。由来はロシアの研究所JINRがあるドゥブナ。
カリホルニウムに窒素をぶつけて合成された。半減期は29時間と104番以降の
放射性元素の中でもかなり長い方。用途もまだ開発されていない。
実は第4のバナジウム族元素。
【擬人化あり】




106 シーボーギウム 《Sg》
第3の超重元素。カリホルニウムに酸素をぶつけて合成。半減期は2.1分。
ちなみに元素名に人名を採用する際、名字を使う事と存命でない人物である事が必須条件。
しかしこの元素の由来である科学者グレン・シーボーグ氏はこの元素が命名された当時はまだ
ご存命であった。人名元素唯一の例外・・・と思いきや118番元素が・・・?




107 ボーリウム 《Bh》
第4の超重元素。ビスマスとクロムをぶつけて合成。由来は物理学者ニールス・ボーア氏。
半減期はたったの61秒。しかしその短すぎる半減期にも拘わらず、2000年に
スイスの研究所が『BhClO3』というボーリウムのオキシ塩化物の合成に成功している。
限られた僅かな時間の中で化合物を作る工程を全てこなせるとは驚きだ。
【擬人化あり】




108 ハッシウム 《Hs》
第5の超重元素。鉛に鉄イオンをぶつけて合成。半減期は約40秒。
長寿命の半減期を持つ「安定の島」の内一つに中性子魔法数(184…化学的に安定している数)
持ちのハッシウム292があるのではないかという説がある。2002年に四酸化ハッシウムが
合成されている。性質は四酸化オスミウムに似る。ちなみに比重は計算値だが、41ある。
オスミウムの約2倍だ。
【擬人化あり】




109 マイトネリウム 《Mt》
第6の超重元素。ビスマスと鉄をぶつけて合成。半減期はわずか7.6秒。
由来は女性科学者リーゼ・マイトナー氏。性質不明。
ちなみにノーベル化学賞をもらう事と元素名になる事、どちらが名誉ある事かというと、
元素名になる事である。ノーベル化学賞なら新しい発見等をすれば何人にでも与えられる。
しかし元素は数が限られている上に存命でない人物が採用される、つまり自らの意志では
命名不可。元素名になれるだけの名誉ある功績を残した人物だけが選ばれるのだ。




110 ダームスタチウム 《Ds》
第7の超重元素。あのゲーム機とは一切関係なし。由来は重イオン研究所のある
ドイツのダルムシュタット市。鉛とニッケルをぶつけて合成。半減期はわずか11秒。
既に察している方もいるかもしれないが、元素と元素の核融合は
原子番号(陽子数)の足し算の要領で行われる。あまり難しく考えなくて良い。

82番元素 鉛+28番元素 ニッケル=110番元素 ダームスタチウム
【擬人化あり】




111 レントゲニウム 《Rg》
第8の超重元素。ビスマスとニッケルをぶつけて合成。半減期は26秒。
由来は文字通り物理学者レントゲン氏なのだが命名理由がかなりヘンテコ。
この元素が正式認可されたのは2004年11月1日、レントゲンがX線を発見して
だいたい100年経った時である。それがレントゲニウムの名の由来。




112 コペルニシウム 《Cn》
第9の超重元素。鉛と亜鉛をぶつけて合成。半減期は29秒。2010年2月19日に正式名称が決定、
その日は天文学者コペルニクス氏の誕生日であっだ。それにあやかりコペルニシウムと命名された。
常温で液体の金属と予測されている(同じ12族元素・水銀の性質)。


No.001~018    No.019~036

No.037~056    No.057~071

No.072~088    No.089~103

No.104~112    No.113~???

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